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主に小説中心のブログ。 更新は管理人の気まぐれで不定期。 青い鳥文庫や金の星社の本を好む。
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第1話「風の少女」

暖かな風がふく、春の昼間。
みんなが楽しそうに、お弁当を持って教室を出て行く。
静かになった教室に、1人だけ女の子が残っていた。

窓の外を見つめ、ため息をついた。
2年5組――鈴城 美夜。

いつも私の周りには人がいない。
――まるで、みんなには私が見えていないかのように。
理由は―――?
そんなこと、とっくに分かっていた。

外から、風が入ってくる。カーテンがゆらゆらとゆれたが、
私の髪はぴくりともゆれていない。

私の周りに人がいない理由―――。
私が風をあやつる、”風使い”だったからだ。
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Daily happiness 「短編小説」


「君を心から愛してる! だからプリント見せて!」

そう言うのは、私の好きな人――。中島 晦(なかじま かい)。
そして、私は川下 美穂(かわした みほ)。

「あほか。絶対見せん」

しらけながら、私は足を組んで読んでいる本をぺらっとめくった。
ほんとはにこにこして、「いいよ」とか言いたい。
でも、全然努力しようとしないコイツの姿勢は嫌いだ。

「美穂ー、いい加減見せてあげたらー?」

くすくすと笑いながら、隣で言う親友の羅希(らき)。

「やーだ。つかなんで毎回あたしなわけ?」

そこで初めて、ちらっと中島の顔を見た。
中島はいきなり顔を上げた。

「だって・・・川下ってこの教科得意じゃん?それに頼みやすいし・・・姉御肌だし」

「最後の関係ないし」

持っていた本で軽く中島の頭をたたくと、
私は席をたった。

「ああっ待ってよ姉さ―――んっ見捨てないで――!!」

すると、あたしはぴたっと止まって、
中島の方へ振り向いた。

「・・・じゃ、何かおごってもらおーかな」

すると、中島はみるみるうちに笑顔になった。

「まかせろ!何でも買ってやらぁ!」

にかっと笑ったその顔は明るくて、
何だかこっちまで笑顔になった。

「で、何おごりゃいーの?」

「んーとね、まず服でしょー、それから・・・」

「え・・・それほんとにおごるの?」

「あんたがいいって言ったんでしょ。責任もってよ」

「うーわ・・・きっつー・・・」

そう言いながら、財布の中をチェックする中島。
まさか、本気にするとは・・・。


・・・ま、いっか


難しい顔をしながら財布の中を覗き込む中島を見ながら、
私はくすっと微笑んだ――。



これが、あたしの日常。

これが、あたしの幸せ 。
「いつもの自分ってなんだろう。」 短編小説

初めて、夜中家を出た。

それは気まぐれの行動であって、今までの私ならできなかったこと。

親に怒られて叩かれても、別にいい。

今までの名誉なんて、どうでもいい。

何かもう、疲れたから。


朝、家に帰ると、案の定お母さんは私を怒った。
怒っているうちに泣き崩れて、私のことを悪く言った。

「こんな子じゃなかったのに」「いい子だったのに」「他の子とは違ったのに」

そんな言葉一つ一つが頭にきた。
これが、反抗期というものだろうか。

「お母さん」

私はゆっくりと、そして力を抜いて口を開いた。

「私、もう疲れた」

勉強して、いい成績とって、門限守って。
それはただ、親に気にいられたかっただけのこと。

その理由なら、もういらない。

いい加減、自由になりたかった。
縛り付けられている感じの圧迫感。
いつも求められているという、プレッシャー。

私は、服従するロボットでも、機械でもない。

ほんとに、今までの私ってなんだったんだろう。

結局こういう結果になるのなら、
初めからこうしていればよかった。
いい子でいる時間なんて、いらなかった。

むしろ、その方が親を傷つけけなくてよかったかもしれない。



ほんと。

ほんとうに。


「今までの私って・・・なんだろうね・・・?」


これからの私が、見えなくなった。――――――――
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貼り付け開始☆

思ったけどこのブログって絵文字あるんだ 
結局前のヤプログの方で下書き保存して出来上がったら
いっきにこっちにUPすることにしました。
まだ全然書いてないけど(^ω^)←

このブログから活気というものが全く感じられない今日この頃(おま
その原因は全て管理人にあります☆(←
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