主に小説中心のブログ。
更新は管理人の気まぐれで不定期。
青い鳥文庫や金の星社の本を好む。
「何も知らなかった頃」 短編小説
小さいころ、涙を流しながらお母さんは出て行った。
ごめんね、ただ、その言葉を置いて。
それからというもの、お父さんは気が狂ったように
毎日お金を使って、とうとう借金までするようになってしまった。
私を愛してくれなくなった。
でも、それは私が何も知らなかった頃。
ただ愛してもらいたくて、昔のお父さんに戻ってもらいたくて、
その一心でいい子にしてた。
だけど、ある日突然お父さんは死亡した。
酔って帰る途中、交通事故で。
今までの私は、無意味な行動だった。
どうせこんな結果になるのなら、もう少し悪い子でいてもよかったかもしれない。
親戚の手を借りてしたお葬式でも、私は泣かなかった。
違う、泣けなかった。
今までの自分が、馬鹿らしくて可笑しくて。
その思いだけが、私の中をぐるぐると廻った――――。
end
――――――――――――――――――――――――――――――――
何か続きが書けそうな感じですね。
書かないと思うけど←
小さいころ、涙を流しながらお母さんは出て行った。
ごめんね、ただ、その言葉を置いて。
それからというもの、お父さんは気が狂ったように
毎日お金を使って、とうとう借金までするようになってしまった。
私を愛してくれなくなった。
でも、それは私が何も知らなかった頃。
ただ愛してもらいたくて、昔のお父さんに戻ってもらいたくて、
その一心でいい子にしてた。
だけど、ある日突然お父さんは死亡した。
酔って帰る途中、交通事故で。
今までの私は、無意味な行動だった。
どうせこんな結果になるのなら、もう少し悪い子でいてもよかったかもしれない。
親戚の手を借りてしたお葬式でも、私は泣かなかった。
違う、泣けなかった。
今までの自分が、馬鹿らしくて可笑しくて。
その思いだけが、私の中をぐるぐると廻った――――。
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書かないと思うけど←
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