主に小説中心のブログ。
更新は管理人の気まぐれで不定期。
青い鳥文庫や金の星社の本を好む。
第10話 「本当、の」
夏祭り始まり、30分前。
”今から家出る”
そうメールを送って、私は家を出た。
町はにぎやか。
お祭ってのに行くのは久しぶりだけど、
すっごく楽しみになってきた。
日向との待ち合わせ場所に行くには約5分でつく。
慣れないげたでゆっくりと歩いても、十分間に合った。
「・・・あ」
待ち合わせ場所には、私服の日向がいた。
私を見つけると、かすかに手をふる。
「いこっか。」
「うん」
その会話は、なんだかカップルみたいだった。
思わず、顔がにやけてしまう。
「・・・なに?」
「・・・別に?」
にやける顔を必死におさえながら言った。
30分は、屋台などを見ているとすぐにたった。
「カップルコンテスト出場の方ー!こちらへ集まってくださいーい!」
そんな声が聞こえた。
「いこっか」
「うん」
いよいよだ、そう思うと、緊張と楽しさが一緒になった。
私達の番は、2番目。
1番目のカップルが終わり、拍手がおこる。
「行こ」
日向がそう言った。
でも、私の足は動かなかった。
「・・・美夜?」
仮でも、偽でも。
日向の恋人になれるなら、何でも構わなかった。
そう思ってたのは、まぎれもなく私自身のはず・・・なのに。
やっぱり、本当の恋人になりたい・・・なんて。
「ごめん・・・」
「え?」
私は、顔を上げて言った。
「私・・・やっぱり、日向とは本当のカップルになりたい」
どんな言葉も、言ってしまったものは、もう消せない。
この言葉も、だ。
夏祭り始まり、30分前。
”今から家出る”
そうメールを送って、私は家を出た。
町はにぎやか。
お祭ってのに行くのは久しぶりだけど、
すっごく楽しみになってきた。
日向との待ち合わせ場所に行くには約5分でつく。
慣れないげたでゆっくりと歩いても、十分間に合った。
「・・・あ」
待ち合わせ場所には、私服の日向がいた。
私を見つけると、かすかに手をふる。
「いこっか。」
「うん」
その会話は、なんだかカップルみたいだった。
思わず、顔がにやけてしまう。
「・・・なに?」
「・・・別に?」
にやける顔を必死におさえながら言った。
30分は、屋台などを見ているとすぐにたった。
「カップルコンテスト出場の方ー!こちらへ集まってくださいーい!」
そんな声が聞こえた。
「いこっか」
「うん」
いよいよだ、そう思うと、緊張と楽しさが一緒になった。
私達の番は、2番目。
1番目のカップルが終わり、拍手がおこる。
「行こ」
日向がそう言った。
でも、私の足は動かなかった。
「・・・美夜?」
仮でも、偽でも。
日向の恋人になれるなら、何でも構わなかった。
そう思ってたのは、まぎれもなく私自身のはず・・・なのに。
やっぱり、本当の恋人になりたい・・・なんて。
「ごめん・・・」
「え?」
私は、顔を上げて言った。
「私・・・やっぱり、日向とは本当のカップルになりたい」
どんな言葉も、言ってしまったものは、もう消せない。
この言葉も、だ。
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