主に小説中心のブログ。
更新は管理人の気まぐれで不定期。
青い鳥文庫や金の星社の本を好む。
第5話「同じ暗闇」
「なっ・・・・・・・・・!」
目の前の光景に驚く私を、日向は面白そうに見ている。
その微笑は――――。
まるで悪魔だ。
「・・・僕がなんで転校してきたか分かる?」
そう言った日向の顔は、さっきと同じように微笑んでいる。だけど、どこか寂しそうな―――。
悲しそうな微笑みだった。
「―――なんとなく分かるんだ。君も、僕と同じ暗闇を背負っている・・・。」
なんとなく・・・なんとなく分かった。
日向もこの能力で、何かあった。悩んでいるんだ。
「同じような気がしたから、ここへ呼んだんだ。」
そう言うと、日向は炎を消した。
「君のその暗闇の理由を、聞かせてくれるかな・・・?」
日向は少し微笑みながら言った。
その微笑みには、まだ少し寂しい感じがする。
「・・・ご希望どおり。」
私はそう言って、手を動かした。
少しだけ、自分を浮かせるつもりだ。
ふわっ・・・・・・
想像とおり、私は少し浮いた。
「・・・これで分かった?」
「とてもよく。」
そして、私はさっきから気になっていたことを聞いた。
「―――で?何で私をここに呼んだの?・・・さっきの能力を見るためだけじゃないでしょう」
そう言った私と日向の間に、冷たい風がながれた。
「なっ・・・・・・・・・!」
目の前の光景に驚く私を、日向は面白そうに見ている。
その微笑は――――。
まるで悪魔だ。
「・・・僕がなんで転校してきたか分かる?」
そう言った日向の顔は、さっきと同じように微笑んでいる。だけど、どこか寂しそうな―――。
悲しそうな微笑みだった。
「―――なんとなく分かるんだ。君も、僕と同じ暗闇を背負っている・・・。」
なんとなく・・・なんとなく分かった。
日向もこの能力で、何かあった。悩んでいるんだ。
「同じような気がしたから、ここへ呼んだんだ。」
そう言うと、日向は炎を消した。
「君のその暗闇の理由を、聞かせてくれるかな・・・?」
日向は少し微笑みながら言った。
その微笑みには、まだ少し寂しい感じがする。
「・・・ご希望どおり。」
私はそう言って、手を動かした。
少しだけ、自分を浮かせるつもりだ。
ふわっ・・・・・・
想像とおり、私は少し浮いた。
「・・・これで分かった?」
「とてもよく。」
そして、私はさっきから気になっていたことを聞いた。
「―――で?何で私をここに呼んだの?・・・さっきの能力を見るためだけじゃないでしょう」
そう言った私と日向の間に、冷たい風がながれた。
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