主に小説中心のブログ。
更新は管理人の気まぐれで不定期。
青い鳥文庫や金の星社の本を好む。
第3話「転校生」
本のページにしおりをはさんだとき、先生が教室に入ってきた。
「今日は転校生を紹介する。入ってきなさい」
そう言うと、1人の男の子が入って来た。
綺麗な黒髪に、きちんと着た制服――――。
ごく普通な子だった。
「日向 槙(ひなた まき)です。よろしくお願いします」
そして一礼。
先生が教室を見回す。あいている席を探しているんだろう。
そして先生が目をとめたのは、私の横の席だった。
「―――ああ、そこがあいている。日向はそこに座りなさい。」
言われたとおり、日向は私の横の席に座った。
そして私の方を向き、にっこりして言った。
「よろしくね、鈴城さん。」
―――――え・・・?
日向は不思議な奴だった。
どうして私の名前を知っているのか。
そして―――。
あの微笑を見たとき、どうして私は寒気がしたのか―――。
本のページにしおりをはさんだとき、先生が教室に入ってきた。
「今日は転校生を紹介する。入ってきなさい」
そう言うと、1人の男の子が入って来た。
綺麗な黒髪に、きちんと着た制服――――。
ごく普通な子だった。
「日向 槙(ひなた まき)です。よろしくお願いします」
そして一礼。
先生が教室を見回す。あいている席を探しているんだろう。
そして先生が目をとめたのは、私の横の席だった。
「―――ああ、そこがあいている。日向はそこに座りなさい。」
言われたとおり、日向は私の横の席に座った。
そして私の方を向き、にっこりして言った。
「よろしくね、鈴城さん。」
―――――え・・・?
日向は不思議な奴だった。
どうして私の名前を知っているのか。
そして―――。
あの微笑を見たとき、どうして私は寒気がしたのか―――。
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